顔面多汗症は遺伝するの?


暑い場所にいるときや、激しく体を動かしたときなどは、大量の汗をかいていてもさほど気になりません。

ですが、涼しい季節やデスクワーク中などに滝のように汗をかいていたら、目立ってしまいますよね。特に顔に出てしまう顔汗は、体のように衣服でごまかせないので、誰の目から見ても「汗かき」なのがバレてしまいます。

汗かきの要因はさまざま。だから顔汗改善をするためには、まず最初に原因を探る必要があるのです。子供の頃からすごく汗をかいていた…そんな方の場合、もしかしたら遺伝のせいかもしれません。

多汗症と遺伝の関係

気温や環境に関係なく、異常に汗をかくなら、多汗症かもしれません。

多汗症は、全身にかくタイプと局所タイプに分かれますが、大きな特徴は日常生活に支障をきたすほど、滝のように汗をかくというものです。

脇にかく「腋窩(えきか)多汗症」、手のひらにかく「掌蹠(しょうせき)多汗症」、顔面にかく「顔面多汗症」が広く知られています。

そもそも多汗症は、患者の多くが思春期まで発症することがわかっています。そのため生まれ持った体質が多汗症と大きく関わっているといわれているそうです。

しかしご両親が多汗症であっても子供に多汗症が発症しないケースや、その逆パターンもあるため、未だはっきりとはしていません。

ただ、掌の局所多汗症のDNAを調査した国内の研究チームによると、多汗症を引き起こす遺伝子があることが予測されると発表されました。さらに海外では、多汗症患者さんの6割以上が同じ症状を持つ家族がいるとの報告も上がっています。

このことから考えるに、後天的ではなく幼少期の頃から多汗症を発症している方は、遺伝が原因だといえるかもしれませんね。

自律神経のコントロールとは

多汗症は、子供の頃から発症していた場合、さきに説明したように遺伝性が疑われます。ですが大人になってから発症したという場合、多種多様な要因が考えられます。

そのなかでも一番大きな要因と思われるのが「自律神経の乱れ」です。自律神経には「交感神経」と「副交感神経」という2つの神経があります。

人間が活動的に過ごしているときは交感神経が優位になっていますが睡眠時やリラックスしているときなどは副交感神経が優位になっています。この2つの神経がバランスよく優位を取り合っていることにより、自律神経が保たれています。

リラックスすべきシーンでも交感神経が優位だと体が休まりません。常に緊張(ドキドキ)しているような状態なので、体温が上がりやすく、発汗しやすい状況になっています。

こういった状態が慢性的に長期間続くと多汗症になるといわれています。先天的多汗症タイプの方も、実はこのパターンであることが多いそうです。

生活習慣や食生活の乱れ、運動不足などで自律神経が乱れ、一時的に汗かきになるときもあるのです。

後天的・先天的に関係なく、いずれにしろ自律神経が乱れていると、汗かきになるようですね。まずは神経を休めて、自律神経のコントロールがうまくいくよう、健康的な生活を送ることが顔汗改善の近道なのかもしれません。

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