大量に汗が噴き出す顔面多汗症とは


「多汗症」とは、文字通り汗をたくさんかく症状のことです。普通の汗かきとは違い、「暑い」とか「たくさん運動をした」などに関係なく汗をかいてしまいます。

全身に汗をかく「全身性多汗症」と体の一部にかく「局所性多汗症」の2つがあります。

局所多汗症とは

最も患者数が多い多汗症の症状です。「手のひら」「頭部」「脇」「足の裏」など、一部にだけ多量に汗をかきます。多くの女性が悩んでいる「顔汗」もここに入り、「顔面多汗症」と呼ばれています。

多汗症になる要因はさまざまですが、大きくは2つに分けられます。1つは生まれ持って汗かき体質である「原発性」です。そしてもう1つはほかの疾患が原因で現れる「続発性」です。どちらも自律神経の乱れによって誘発されるといわれています。

特に後者である続発性の要因は多岐に及んでおり、代表的なものを並べただけでも

・生活習慣の乱れ(ストレスや睡眠不足など)
・食生活の乱れ(栄養バランスの悪い食事)
・運動不足や環境によるもの(汗腺が鈍っている)
・ホルモンバランスの乱れ

などがあります。

「顔面多汗症かな?」と思ったら…

多汗症は専門医でないと判断をするのが難しいといわれている疾患です。ですので普通の汗かきと、顔面多汗症では違いがわかりにくいと思います。

汗かきと違って、顔面多汗症は放っておけば治るものではありません。日に何度も化粧崩れを直していれば、嫌気がさします。それに伴い、集中力やヤル気がダウンしたり、外出するのが億劫になるかもしれません。

また、大量に汗をかくので皮膚荒れを起こしやすく、運転中なども危険を伴います。

見分ける大きなポイントとしては、発汗するような環境でないとき(暑くない、運動もしていない)でも汗をかきます。

特に「発汗したときの汗の量がすごく、日常生活に支障をきたしている」、「汗が大量に出る現象が6か月以上継続している」のならば、専門医の診断を受けることをおすすめします。

顔面多汗症の治療法

発汗するという現象自体は、人間の体に必要なため、完全に汗を止めることはできません。しかし汗の量を減らすための治療は、各専門のクリニックで受けられます。以下に代表的な治療手段をご紹介します。

1.ETS(外科手術)

汗腺の働きを活発にする神経を電気メスで切断する方法です。

2.漢方薬

自分の体質に合わせた漢方を服用してみる方法です。

3.ボトックス注射

一時的に汗をかきにくい体質にしてくれる方法です。

4.プロ・バンサイン(神経遮断薬)

腺分泌を止めるプロ・バンサインを服用する方法です。

ここで紹介した4つの方法は、安全面でも保障がされている有名な多汗症の治療法です。しかし多汗症は医学的には未だに原因が確定されていません。そのためデメリットも考慮したうえで検討してくださいね。

現代社会ではストレスが多いといわれています。ストレス過多は自律神経の乱れを起こし、多汗症患者を増加させているそうです。

ですから、1日のなかで、リラックスできる休息時間を設けたり、生活習慣を改善していくことが汗かきや多汗症に効果を発揮することもあります。まずは身近な生活改善からはじめてみませんか。

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