顔汗を止めるツボとは


東洋医学では、人間の体には線路図のように走る14本の「経絡」があるといわれています。経絡上に点々と散らばる「経穴」、これが俗にいう「ツボ」と呼ばれるものです。

数百あるこのツボには、実は汗かきの改善を望めるものもあります。今回は肌荒れの心配がない、東洋医学のツボ押しを使って顔汗を改善する方法をご紹介していきます。

後谿

顔汗改善のツボとして有名で、「こけい」と読みます。

小指側の側面を指でたどるとでっぱっている骨にあたると思います。その骨の真下が「後谿」です。手のひらでいうと、感情線のつきあたり。下から上へ押し上げるようにして5秒ほど押し、1~2秒程度離す。これを数回繰り返します。

肩こりや眼精疲労のほか、緊張からくる発汗を抑えてくれる効果が期待できるツボです。親指やボールペンなどで押すのがおすすめです。

陰げき

指をパッと開いて上に向けたとき、小指側の付け根から約1.5㎝ほど下にあります。

多汗症など、循環器系に働いてくれるほか、狭心症や心臓の急性症状にいいとされているツボです。顔汗に限らず、手汗や脇汗が気になる方にも。親指の腹でグッと押してください。

合谷

甲を上にしてみてください。人差し指と親指の骨が交わるところから、やや人差し指よりにあります。押したとき少しジーンとしたら、それが正解の場所です。

汗かきだけではなく、頭痛や歯痛の軽減、便秘、下痢、肌荒れなどの改善にも効くといわれているツボです。万能のツボと呼ばれ、「ごうこく」と読みます。

屋翳と大包

人前で押すのは無理な2つのツボですが、どちらも発汗抑止に効果的なツボです。

屋翳(おくえい)

乳首から大体5cm上にあるツボです。優しく3秒押し、3秒離すというのを繰り返し行ってください。血行や女性ホルモンの分泌が促進されます。

大包(だいほう)

第六肋間、いわゆる脇の下にあるツボです。顔汗はもちろんのこと、上半身全体の汗を抑え、関節痛や喘息持ちの方にもピッタリなツボです。

この2つのツボをなるべく近いタイミングで刺激することで、より発汗抑止の効果が期待できます。ぜひチャレンジしてみてください。

毎日のツボ押しで発汗を改善

ツボ押しのいいところは、なんといっても肌荒れや体質に合わないなどの心配がないところです。汗対策用に売られている制汗剤ほどの即効性はないかもしれないですが、毎日刺激することで改善が見込めます。

今回ご紹介したツボは、ちょっとした隙間時間に押せるようなツボが多いので、習慣にとり入れやすいと思います。

とはいえ、ツボを押すことは、内臓や血液の巡りに関係するといわれているので、乱暴に行ったり、強く押しすぎるのは危険です。あくまで優しく行ってくださいね。

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